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2002年 9月 5日 (木)

読んだ記事から

  • 朝日新聞 9月5日: Jポップ販売不振

    深刻な音楽CDの販売不振で,レコード会社の業績が悪化している。…〔中略〕…娯楽の多様化や違法コピーの増加もあって,今年上半期はシングルCDのミリオンヒットがゼロに終わった。

    けだし当然である。だが,パソコンを使ってのデジタル複製を業績悪化の主たる要因と位置づけるのは,責任転嫁といわざるを得ない。僕が「けだし当然」といったのは,そのような音楽(Jポップ)が買ってまで聴くほどでないからだ。つまらない楽曲,下手くそな唄…… テレビで拝むだけでも十分だ。そしてそれが大量に蔓延している ――となればわざわざ買わずに済ますというのは消費者の選択であり,現在の技術や事業手法はそれを可能ならしめる。

    例えばJポップのターゲットである若年層を想定して,1人がある(自称)歌手の CD を買ってその友人 4人が当該 CD をデジタル複製していたとしよう。仮に当該(自称)歌手の次回作が CCCD で流通したとして,先の 5人は皆それを買うだろうか? ――おそらく“否”が正解であろう。もしかしたら,5人の誰も買わないかもしれない。確かに,これとまったく逆のことを考えれば,本来なら CD を買っていたであろう人がデジタル複製に流れるということもあろう。しかし彼此比較してみて果たしてどちらが多いだろうか。

    結局のところ CD とデジタル複製との関係については,かねてより音楽の自由な流通を擁護している音楽評論家の 萩原健太 氏もことあるごとにコメントしているように,むしろ“質”の問題だと僕も考えている。我々消費者は正当に金を出して音楽を聴きたいのにも関わらず,質の悪いモノを“売らんかな”で押しつける音楽業界がむしろそれを妨げているとすらいえるのではないか。

    前述の記事には,CCCD の継続的投入などにより見通しは明るい旨の エイベックス の見解が書かれている。先ほど「消費者の選択」と書いたが,CCCD はいわば音楽業界の選択である。その選択に,果たしてそれだけの効果があるのか,わかりやすくいえばどれほどの消費者が金を出して買ってまでJポップを聴くというのか,これからが見ものだ。

見たもの・聴いたもの

  • Zappa, Frank: The Perfect StrangerEnsemble InterContemporain, Boulez / The Barking Pumpkin Digital Gratification Consort CD: MSI/MSI 80049)
  • フランチェスコ・ザッパ: 作品第1番第4番Zappa (Francesco): Opera I & IV 》 ― FZ, The Barking Pumpkin Digital Gratification Consort CD: MSI/MSI 80050)
    Francesco Zappafl.1763-1788)なんて本当にいたのか? と疑いたくもなるが,ライナー・ノーツによれば実在したらしい。確かに音楽は18世紀調で,ここではシンクラヴィアもそれ相応のサウンドを奏でている。

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