2002年 12月 30日 (月)
下記の“ドリフ”との兼ね合いで後半だけだったが“ザ・ベストテン 2002”(TBS)も見た。
この時期よくありがちなこういった「懐かしの歌を今一度本人に唄ってもらいましょう」という企画を見るたびに,懐かしい歌手たちが,“当時のままのように唄える派”と“今や見る影もなく衰えている派”とにはっきり分かれるのに驚かされる。およそプロの歌手たる者声の鍛錬を怠らずにそれを維持するのは当然ではないか。当時のオリジナルと同じキーで唄えないなど,万死に値するものといえよう。当時のままに唄えない自分を,またそのような有様でこのような番組にのこのこ出てくることを恥ずかしいとは思わないのだろうかと,首を傾げたくなる。
当時自分が好きだったアーティストや楽曲は特にその思いが強くなってしまうのだろう,ゴダイゴ(タケカワユキヒデ) はとりわけ幻滅度が高い。
見たもの・聴いたもの
- ストラヴィンスキー: プルチネルラ(改訂版) / カルタ遊び 《 Stravinsky: Pulcinella (Version revisée) / Jeu des Cartes 》 ― Berganza (ms), Davis (tn), Shirley-Quirk (bs), London Symphony Orchestra, Abbado (CD: Polydor: Grammophon/F28G 22074)
- ドリフ大爆笑全員集合スペシャル ―全部見せますドリフ来年40年・伝説もしもコントから全員集合まで一挙公開 (フジテレビ, 18:30~20:54)
他局のソースにも拘わらず“全員集合”時代の映像を見せてくれたことを評価したい。適当なくだらない内輪ウケのゲームでお茶を濁してばかりの昨今の“お笑い”に対して,手の込んだセットを組みながらコントの最後のオチでそれを見事に(舞台いっぱいに)崩壊させてしまうという本来のエンターテインメントを,我々はもっと見たいのだ。

