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2003年 12月 21日

pazapすぎもと氏 もザッパの“グレッガリー・ペッカリー”(アンサンブル・モデルン 演奏)を聴かれたようで,12月 19日付の パザ日誌 で感想を述べられている。以下それを引き合いに――

Zappa御大の曲(またはアルバム)から「一番好きなのは?」若しくは「一番おすすめは?」とかって質問されて、非常に困る事がたまにあるのですが、それでもかなり上位にしめる曲は"The Adventures Of Greggery Peccary"(邦題:グレッガリー・ペッカリーの冒険)で、…… CDをプレイしてみて、今度はやっと直りかけてる腰を抜かしそうになりながら、2、3歩後ずさりしてひっくり返りました。ちゃんと歌もナレーションも入った、まんまあの"The Adventures Of Greggery Peccary"の再現なんですね! しかもEnsemble Modernの!! …… しかも内容も素晴らしすぎでオーバーダブ無しですよ。信じられない。もう息をするのも忘れる程に、最後まで聴き入ってしまいました。

実は,これまで私はどちらかというと,その “The Adventures of Greggery Peccary”“Billy the Mountain” のような寸劇的な大作はそれほど好きでなかったのだ。なぜかと問われると答えに窮してしまうのだが,今回アンサンブル・モデルンの演奏を聴いたことによって,やはりそれがさして根拠のない「食わず嫌い」ではないかとの感を強めているところだ。

原曲のコピーというわけではない。今日日のポピュラー音楽でいうところのカヴァーというのでもない。ちょうどそれは,クラシック音楽の作品が優れた演奏によって新しい表情を見せてくれるような,そんな発見をもたらしてくれた演奏だと(私個人にとっては)いいうる。少々大袈裟にいえば,一時的に消費されるのではなく後世の演奏者がさらに生命を吹き込むことで受け継がれていくという音楽が本来持っている性質を,原曲としてのザッパの “The Adventures of Greggery Peccary” と,今回のアンサンブル・モデルンによる演奏は示してくれたのではないだろうか,と。私としては楽曲自体の魅力を改めて認識した次第だ。

だいたい、クラシック・コーナーに置いてあるCDで、こんな素晴らしいオーケストラのCDのしょっぱなが「ブヒー」っていうブタ鼻から始まってるなんて、こんな素敵な事はないですよ。本当にEnsemble Modern万歳です!

まさに。変に格式張らないで音楽を音楽として愉しむ様子というか,アンサンブル・モデルンの懐の深さ(もっとも,近現代のさまざまな作品を積極的に扱う彼らの姿勢からすれば当然なのかもしれないが。)が表れているといえよう。

そういえば,今日はザッパの誕生日。生誕 63年。

見たもの・聴いたもの


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