2004年 3月 25日 (木)
見たもの・聴いたもの
- ホクレン クラシックスペシャル: 札幌交響楽団 2004 東京公演 〈 モーツァルト: 交響曲第41番 “ジュピター” / マーラー: 交響曲第1番“巨人” 〉 ― 札幌交響楽団,高関健 <指揮者変更> (サントリーホール, 19:00~)
札響は幼少の頃から地元札幌での催しなどで馴染みが深かったし,地方都市の楽団としては比較的実力があることでも全国的に知られていることから楽しみにしていた。お目当てはマーラーの 1番だったが,“ジュピター” も,またアンコールで演奏したチャイコフスキーの “モーツァルティアーナ” 第3曲もよくまとまっていて,急遽指揮者が交代したこともさほど感じさせなかった。マーラーの 1番は,管楽器(特に金管)において目立った箇所でのミスもあったが,全奏などでは楽団全体が息の合ったところを見せてくれる。ただ難をいうと,終楽章最後のホルンが立ち上がるクライマックスはテンポも速くいささかゴリ押しの感が免れない(もしかしたらこの辺りは小澤征爾の影響かも)。必要以上にもったいぶることもないだろうが,もっと堂々と持っていったほうが楽団のよさがさらに際立ったのではなかろうか。文字どおり一番いいところだけに,ちと残念。

