2004年 6月 20日 (日)
妻と午後に銀座をブラブラしてからコンサートへ。
見たもの・聴いたもの
- Three of a Perfect Pair ― King Crimson (CD: Pony Canyon: E.G. Recoeds/PCCY-00670)
- ドヴォルザーク没後100周年記念ツアー: プラハ放送交響楽団 -ドヴォルザークの夕べ 名曲コンサート- 〈 スメタナ: “わが祖国” より 交響詩“ヴルタヴァ” / ドヴォルジャーク: スラヴ舞曲集 より 第1番,第10番,第15番 / 交響曲第9番“新世界より” 〉 ― Symfonický Orchestr Českého Rozhlasu, Válek (サントリーホール, 19:00~)
楽団,指揮者ともに演奏し慣れていることがよくわかる。特に指揮者ヴァーレクは,2回のアンコールでそれぞれ演奏した “スラヴ舞曲集” の第9番と第13番も含めて全曲譜面なしでタクトを執っていたほどだが,それでいて馴れ合うわけでもなく適度に緊張感を保っていたように見えた。プログラム 1曲目の“ヴルタヴァ(モルダウ)” は,お国の名曲だけにもっとコテコテの演奏を想像していたが意外にもアッサリ。同曲の最近の演奏は CD でもあまり聴いていないのだが,さらりと演奏するのが彼国でも今日日の風潮なのだろうか。“新世界” も前半はアッサリ気味で,第1楽章のリピートはなされず,第2楽章も比較的速めのテンポで流れる。しかし終楽章は打って変わって,いくぶん速めではあるが情感たっぷりの演奏。抑制されていたエネルギーがここに至って放出されたようにも思えた。全体的に,楽団の演奏は安定していてこちらも安心して聴けたが,もっとゆったりたっぷり聴かせてくれてもよかったか,と。まるで濃厚な味付けを期待して出された料理が(おいしいのには変わりないが)案外薄味だったという感じ。そういう濃厚な味付けは,最近の人には野暮ったいのかな。

