これは何?


2005年 1月 23日

不便なゴミ箱の正面 不便なゴミ箱の上部 不便でないゴミ箱

昨年秋ごろからだっただろうか,私が勤務する某専門学校で,各所に設置されたゴミ箱が刷新された。それまでも可燃と不燃の区別はなされていたが,これにペットボトルと缶を加えてさらに細かく分別を図ろうということらしい。分別を徹底すること自体は何らおかしいことではなく,それに従うことに吝かではない。

ところが,しばらくそれらのゴミ箱を使わされてみて強く感じたのが,これが著しくユーザビリティ(利便性)に欠けるということだ。最初に掲げた写真(制作者による CSS では上)のとおり,投入口は色分けされており,正面にはどの種類のゴミ箱なのかを示すステッカーが貼られていてこれがわかるようになっている。しかしながら,二番目の写真(同じく中)でわかるように,実際に当該ゴミ箱の前に立ってゴミを捨てようとすると見えるのは上部だけで,正面に付された分別表示はまったく見えないのだ。

確かにゴミ箱の上部から見ても色分けされた投入口はきちんと見えるわけで,その色を頼りに分別ができないわけではないとも言える。しかしその色分けを覚えている人は稀だろう。結局一歩下がって正面の表示を確認してからゴミを捨てるということになる。実際にそうさせられるとよくわかるが,たかだかゴミを捨てるという動作においてこの確認作業はいちいち煩わしいのだ。それに,分別表示が見づらいゆえに,つい誤って違う種類のゴミ箱にゴミを捨ててしまったり,いい加減に捨てる者も現れよう。そうなると,かえって分別の意義が失われはしないだろうか。

他方,三番目の写真(同じく下)にあるように,ゴミ箱自体の大きさ・形状・色なども異なるものだが,別の某所に設置されているゴミ箱では,分別のステッカーが上部に貼られていてこちらは頗る使いやすい。先述のゴミ箱も,このようにしてくれるとありがたいのだが……。

たかがゴミ箱だが,日常的に使うものだからこそ利便性が重視されよう。そうした日常的・基本的なところを格好だけですませてしまうか,それとも実を取るかという点から,その人の性格とか姿勢というのもわかるのではないだろうか。

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