2007年 11月 1日 (木)
読んだ記事から
- 日経産業新聞 2007年11月1日 2面: 番組子会社を清算 - JCOM チャンネル再編着手
CATV最大手で番組供給事業も手掛けるジュピターテレコム(JCOM)は10月31日、番組子会社のリアリティTVジャパン……を2008年6月をメドに清算すると発表した。
放送は同年3月末に終了する。欧米のバラエティー番組が軸だが業績が低迷。……JCOMは「チャンネルの質向上」……を掲げ、番組会社同士の連携や再編を提唱。11月には東北新社などと組みNHKの旧作を放映する番組子会社を新設する。今後も他社を巻き込みながら番組会社の再編に取り組む方針だ。
確かに,“リアリティ TV” は 「面白そうだな」 と思いつつも結局ほとんど見ずにいたのだが,なくなるとなると残念だ。他方,今後の方針としての
「番組会社の再編」
の一例として挙げられているのが「旧作を放映する番組子会社〔の〕新設」
というのも気になる。「新しいものを作ったり探して掘り当てたりするのは疲れるから,確実に稼げる旧コンテンツを再利用する」 そしてますますそのメディアをつまらなくする,というのはどこかの音楽業界がすでに踏んだ轍ではないか。私には上記がそれと同じに見えてならない。
多チャンネル・メディアのいいところは,「こんな番組誰が見るの?」 というものまでをも包含する,いわば懐の深さではなかろうか。私なども,地上波のテレビが面白くないなと感じる時にこそ,CATV のチャンネルを回す。しかし回した先のチャンネルが地上波と同様つまらないものになってしまったら,多チャンネルの意義は失われる。
近年,どの業界でも企業の再編が相次ぎ,大資本への集中がなされつつあるのだが,ことメディアやエンタテインメントについてはむしろ弊害のほうが大きいように思われる。音楽レコード業界も今や四巨頭の大資本が支配しているのは周知のとおりで,目に見えた利点といえば多くのレーベルをまとめてコンピレーションができるぐらい。クラシック音楽でもマニアックな楽曲など,売れないコンテンツは販売ルートにすら乗らなくなっている。情けない限りではないか。
見たもの・聴いたもの
- The Catch & Spring Summer Autumn Winter ― I am Robot and Proud (CD: Darla Records / DRL181)
- Whisper Me Wishes ― Kettel (CD: Clone Records/Dub Recordings / DUBCD014)
- White Nights ― Vladimir Shafranov (CD: Atelier Sawano / AS 001)
- プロ野球日本シリーズ 2007: 中日ドラゴンズ VS 北海道日本ハム・ファイターズ ―第5戦:ナゴヤドーム (サンテレビ, 18:00~21:24)
やはり昨日の予想どおり,中日が決めた。まああれだけ上手い試合をされたし,日ハムの貧打からすれば当然の結果だろう。
- タモリ倶楽部 ―完全版・これが鉄道博物館だ[後編]▽鉄ちゃん四天王さらに究極の体感 (ABCテレビ, 10月 31日 25:26~25:56 <録画>)
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