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2008年 7月 30日 (水) @札幌

iSummit '08 受付
iSummit '08 会議場
iSummit '08 シンポジウム

iSummit ’08iCommons Summit 2008)第一日。実家から会場の “札幌コンベンションセンター” までは徒歩 5分+地下鉄 4分+徒歩 8分と便利。ウィキペディアによれば,コンベンションセンターは 2003年にできた施設だそうだから,当然私は初めての利用になる。会場側で無線 LAN 環境を用意しているらしく,頗る便利。

予定より少々遅れて午前の基調講演。続いて “アカデミーⅠ” として,ローレンス・レッシグ(Lawrence Lessig)氏と伊藤穰一氏の講演がある。伊藤氏の話はその大半で先立つ基調講演と重複する内容だったが,オープン・イノベーションを四つの層(layer),すなわち,①Creative CommonsCulture and Ideas,②HTTP/The WebContent,③TCP/IPThe Network,④EthernetComputer で展開されると捉えている点が印象的。また,個人が積極的に参加するオープン・イノベーションは大企業的イノベーションに比べて失敗のコストが少ないというのも肯ける。

昼食の後,シンポジウム “技術の現状と展望:参加型文化を支える技術の現状と展望” を聴講。研究者,ソフトのエンジニア,エンタテインメント関連システムの開発業者等,他方面からのパネリストが登場して興味深い内容だった。特に印象に残ったのは,情報セキュリティ大学院大学副学長・林紘一郎氏の話。とりわけ,CC はいわば “登録” で,現在多くの国で採られている著作権に関する無方式主義と対比されるものだという点(これを 「“ベルヌ条約”から“東京条約”へ」 と称していたのも面白い。)と,「ライセンス(ないしライセンス条件)の可視化」 という点。なお,憚りながら私も一つフロアから質問(+意見)をしたのだが,これはまた別途まとめておきたいと思う。いずれにしても,いい勉強になったのは確か。

さらに 16時からも 3人のスピーカーによる基調講演。……とここでコンピューターの電池が尽きた。Ad [es] でメモを取りながら聴いたが,Campbell v. Acuff-Rose Music, 510 U.S. 569 (1994)(いわゆる“プリティ・ウーマン事件”) あたりはよく知っていてさほど目新しい内容でもなかった。ただ,ファッションにおける CC については興味を惹かれた。もっとも,「意匠権にも CC を」 というのは,私見ながら少々困難ではないかと思う。意匠権を含む産業財産権にあっては,“利用してもらうという創作者の精神的利益” よりも “経済的利益”(それは必ずしも創作者に帰しているとは言えない)のウェイトがより大きく,その点で CC の根差す基盤が弱いと思われるからだ(だからといって,ファッションに CC 自体が無理だとは思わないが。)。

17時過ぎに会議は終わり。夕方以降の iSummit の行事は失礼して,夕食は実家の家族と。

見たもの・聴いたもの

  • 1 (Reissued as 1, 2, 3)Pole CD: Indigo: ~scape / sc54cd)

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