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2008年 8月 1日 (金) @札幌

iSummit '08 レッシグ教授と記念撮影
iSummit '08 閉幕イベント
iSummit '08 藤吉氏と記念撮影
iSummit '08 ネーム・タグ

iSummit ’08iCommons Summit 2008)第三日(最終日)。前夜のカラオケから早朝に帰宅してシャワーを浴び 2時間だけ寝たが,どうやらわりと大丈夫そうだ。

例によって基調講演。目玉は角川歴彦氏(角川ホールディングス会長兼 CEO)の講話だろう。いささか冗長で,かつ,2010年の実現を目指すという “ネット法” についての詳細があまり明らかにされなかったのが残念だが,潜在的クリエイターを育成しようという趣旨に則り,「作家が嫌がる MAD は排除するが作家に対するリスペクトがある MAD は認めていこう」 という方針,そしてそのキーワードは “愛” という点には,強い理念が感じられた。

続いてシンポジウム “クリエイターから見た権利と文化” が少々遅れてスタート。飯野賢治氏(ゲーム・デザイナー),福田正氏(角川デジックス社長),伊藤博之氏(クリプトン・フューチャー・メディア代表者)といった個々のパネリストもそれぞれに魅力的だが,とにかく伊藤穰一氏(クリエイティブ・コモンズ CEO ,デジタルガレージ取締役)の舵取りがうまかった。もっとも,テーマが 「権利と文化」 なのだけど議論の大半が 「営利・非営利」 の点に帰着していたのは,現在の市場主義経済社会と知的財産制度にあって非常に象徴的な点だ。営利・非営利の線引きや定義は難しいが,これからの CC の活動において指針とか標準が形作られていくことに期待しよう。

さて,三日間参加して,また多数の交流を通して強く思ったのが,同業者の参加が著しく少ないということだ。自分で “研究者” というのもおこがましいが,大学等で,特に知的財産権ないし知的財産法の教育・研究に携わっている人,あるいは実務に携わっている人(弁護士とか弁理士)の出席は,私が見た限りほぼ皆無(北大の田村先生はパネリストだったから当然だが)。公開スケジュールに先立つ “リーガル・デイ”(7月 29日)では専門家として出席していた人もいたようだけど,そうした人も含めて,なぜこの三日間に参加しないのだろう。参加費用が高額だから?――しかし,とりわけ専門的職業にある人なら,それは勤務先が出してくれるだろう(この私のような下っ端でさえ全額ではないものの研究費から補助が出たのだから,より優位な人であればなおのことだ。)。だとしたら上記の理由は,その人がこのイベントに参加することについて特段の意義を見出せていない,有体に言えば,iSummit ’08 に参加しても何の得にもならないと思っていると,考えざるを得ない。

なんと馬鹿げた話だろう! 確かに参加費用は高いが,実際に参加してみた私にはその価値は十分にあった。むしろ自己負担をしてでも参加するべきだとさえ思う。とにかく様々な分野の様々な立場の人々と邂逅することができたのだから。そこに意義を見出せないのは愚かなことだ。そしてもう一つ,今この機会に CC についての勉強をせずにどうするつもりか。この,情報・知識の共有化に向けての大きなうねりを,単なる 「一部のオタクの戯言」 としか捉えることのできない同業者がいるのだとしたら,その人をこそ嗤ってやろう。彼らは早晩うねりに乗り遅れることになるであろうから。

そんなことを考えつつ撮った今日の写真――上から,レッシグ教授との記念写真,閉幕イベントの様子,フリー・カメラマンで現在は大学院でジャーナリズムを研究している藤吉隆雄氏(特に氏とはこの三日間のほとんどで行動を共にして,津田氏をはじめ多くの人を紹介していただいたし,また楽しく過ごさせてもらった。Special Thanks !)との記念写真,そして,この三日間首からぶら下げていた私のネーム・タグ(いわば私の素晴らしい思い出と経験が詰まった象徴。Firefox のアクセサリもまたよし。)。

見たもの・聴いたもの

  • SteingartenPole CD: Indigo: ~scape / sc44cd)

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