2009年 5月 18日 (月)
関西で新型インフルエンザの感染が拡がっているのを受けて,本務校の大阪工大と非常勤で出向いている大学のいずれもが休講となってしまった。個人的に,休講措置自体はそれなりに合理的だと思うのだが,授業回数確保というのをお題目にして各学校が学期末に無理矢理補講を詰め込ませることにはいささか疑問を覚える。
授業回数云々についてはかねてより思っているところ,旧国立大はあまり頓着していないにもかかわらず,私立大はどこもピリピリ神経質になっているのが面白い。莫大な補助金を出してくれる文部科学省のご意向には,些細なことでも逆らいたくないとでもいう風潮に受け取れて仕方ないのだ。
もう一つ,授業回数が少ないのは授業料に見合わないという見方もどうやらあるようで,これもおかしい。教育はサービス業とは違うのだ。授業の回数だけをもって授業料と対価の関係にあるというのなら,何だったらどんどん回数だけ増やせばよかろう。何でも単純なところに答えを求めてしまうのがダメなのだと理解させることこそ教育なのにね。
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この記事へのコメント [2件]
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それでも、授業回数(または、回数を確保しようという意識)と教育の質には強い相関があると思う。社会人院生としての実感です。
コメントありがとうございます。
社会人の授業は,確かにそういう側面が強調されるかもしれませんね。特に自分で授業料を払っているという人が多いこともあって。でも「単純に回数だけ」というのはやはりどうかな?と思います。
逆に授業回数を超えるプラスの要素としては,例えば先生と飲みに行った席で「へぇ」と思える話を聞けたりするんですよね。そういう機会(チャンス)とか密度とかを考慮せずに,単に回数と進捗だけをもって判断されても,っていう感じですね。まあそういう“ワイルドな先生”という人種自体が滅亡しそうな勢いですが……。